なぜチェーン店の価格は店舗によって違うのか
最終更新日:2026年7月
「同じチェーンなのに値段が違う」不思議
全国どこでも同じ味・同じサービスが受けられるのがチェーン店の強みですが、実は価格まで全国一律とは限りません。スターバックスのラテもマクドナルドのビッグマックも、店舗によって数十円、場合によっては100円以上の差があります。「同じチェーンなのに値段が違う」のは偶然ではなく、多くの企業が意図的に採用している価格戦略です。
「立地別価格」という仕組み
この仕組みは一般に「立地別価格(エリア価格)」と呼ばれます。都心の一等地や大型商業施設、観光地、空港・駅ビルなどは、店舗の賃料や人件費が郊外・住宅街に比べて高くつきます。そのため同じ商品でも、コストの高いエリアの店舗ではやや高めの価格が設定され、コストの低いエリアでは標準価格に抑えられる、という差が生まれます。
この価格差は多くの場合、企業から積極的に告知されるものではありません。店頭のメニュー表を見比べて初めて気づく、というケースがほとんどです。逆に言えば、あらかじめどのエリアが高くなりやすいかを知っておけば、同じ商品を少しでも安く買える店舗を選べるということでもあります。
pricemap対応チェーンでの現れ方
この立地別価格の現れ方は、チェーンごとに区分の数や呼び方が異なります。pricemapで対応している6ブランドでは、それぞれ次のような形で価格差が生じています。
- スターバックス:「通常」「Bランク」「Aランク」の3段階に加え、一部エリアには特別業態「ROASTERY」も存在します。
- マクドナルド:「通常」から「準都心B」「準都心A」「都心」、さらに空港・サービスエリアなどの「特殊立地」まで5段階に分かれています。
- ガスト:エリアに応じて a〜e の5パターンに分類され、都市部ほど高め、地方ほど標準的な価格帯になる傾向があります。
- スシロー:段階的なランク分けではなく、店舗ごとの最低価格皿(一皿の実売価格)そのものが変動する形で価格差が現れます。
- びっくりドンキー・コメダ珈琲店:明確なランク制度ではありませんが、看板メニューの実売価格が店舗の立地条件によって数十円〜百円程度変動します。
それぞれの仕組みや現在の価格帯の目安は、各ブランドのページで詳しく説明しています。
近くの安い店舗を探すコツ
旅行先や出張先など、土地勘のないエリアで店舗を探すときほど、この価格差の影響を受けやすくなります。駅前や商業施設に近い店舗をなんとなく選ぶと、少し歩けば安いランクの店舗があった、ということも珍しくありません。pricemapでは現在地から近い順に店舗を並べ、価格帯を地図上の色分けで確認できるようにしているので、「近いけど高い店」と「少し歩くが安い店」を比較してから移動先を決めることができます。
価格は変わることがあります
掲載している価格・ランクは、いずれも調査時点のものです。原材料費の変動や期間限定メニューの実施などにより、価格改定が行われる場合があります。実際に来店される際は、最新の価格を各店舗または公式サイト・公式アプリでご確認ください。データの調査方法についてはこのサイトについてのページでも説明しています。